車のエンジンの鍵が回らない

engine_key最近はキーレスエントリーで知られるような、インテリジェントキーシステムが広く一般化しました。
そのせいでしょうか。実際にメカニカルキー(実際に溝がある昔ながらのキー)を使って自動車のエンジンを始動するという経験がないというドライバーも、最近は珍しくなくなってきたようです。そしてこのことが、意外なトラブルを引き起こしてもいるようなのです。

営業職のAさんが仕事の都合で普段乗り慣れない車種の自動車に、なにかの都合で乗ることになったときのお話です。営業所を異動になって1カ月ほど経ったとき、そこの営業車で、古いハイエースを運転することになりました。普段からあまり運転することのなかったAさんは、乗り慣れない車種で、しかも大きめの車格に緊張していたそうです。しかもそのハイエースは営業所の駐車場でも、奥まった狭い場所に駐車しており、前後をちょうど柱と柱に挟まれるような恰好になっていました。

ハイエースに乗り込んだAさんは、エンジンを始動させようとして苦笑いしたそうです。それまでボタンを押すことでエンジンをかけていたAさんにとって、所定の位置にカギ穴がある自動車ははじめてだったからです。そういえばドアをあけるときもカギ穴に差し込んで回したっけと思いながら、Aさんはカギ穴にカギを差し込みました。

ところが、そのカギがどうしても回りません。もちろんエンジンもかかりません。回す方向が逆なのかとも思いましたが、どちらにしろピクリとも動きません。サイドブレーキを上げ下げし、フットブレーキを踏みこみますが、結果は同じです。ついにAさんは営業所の同僚を呼ぶことになりました。
実際、カギが歪んでいると、カギ穴に差し込んでも回らない場合がありますが、今回はいわゆるハンドルロック。狭い場所に無理に止めて、タイヤの向きを後から回したためにロックがかかってしまっていたようです。Aさんにとっては、とんだカギのトラブルでした。